2010年5月アーカイブ

晴れ
カテゴリに(デザインの話)を設けましたのでココでデザインについて少し私なりの考えを書いておきたいと思います。

デザインは大きく分けて2タイプに分けることができます。

  1. 造形、制作、設計を分けて考え複数の作業者により分業し完成させる
  2. 分業をせず最初から最後まで一人のデザイナーにより完成させる
    (大きなものはデザイナー監修の元で分業します)

日本では服飾、飲食業・・小さなものは2、建築、自動車・・など大きなものは1の考えが一般的です。
分業にするの考え方は産業革命以降大量生産の必要性から効率的にと進められたものと思われますがモノ造りの観点からは問題があり優れているとは思えません。
こうしたデザイン分業の観点から現在、一般的にデザイン(意匠)は形を意味するように成っています。これ誤解!
この考えでは本当のデザイン、デザイナーは生まれません。
 

私は2の考えが効率的、機能的に優れていると考えます。
私流デザインの考え方は形はスタイルでデザインとは違います。
デザインとは素材から最終的形になるまでの全行程を意味しています。

今日は雨 

小さなデスクの制作手順を紹介してみます。

手順は工程が多く全てを見せることは 不可能なためかいつまみ紹介してみます。

今後、家具製作や家具デザインを学ばれる方のため私の知る限りの技術についてカテゴリー(デザインの話)で公開していくつもりです。(よろしく)

最初は比較的パーツの少ないものを選びました。

2010_05060067_1.jpg
R0013078.jpg

まず各パーツをパネルソー、横切り盤を使用しカットしそれぞれの部材を準備します。
(正確なカットが後の加工をスムーズに運びます)

木ダボ用凹穴加工
NCボール盤に各パーツの穴加工を入力し、側板、天板、引出し・・・順を追って加工を進めます。

NCとは
数値による加工の事、
現在ではコンピュターによる制御の事をCNC(Computerized-Numerical-Control )当社ではこのCNCを使っています。(精度1/100mm)

R0013080.jpg

 加工する順序は人により様々ですが木工ではこの順序を間違えると大きく無駄な手間を増やすことになります。

2010_03140020.jpg 

ご存知和製ミニクーパ
ダイハツミラジーノ(ミニライトスペシャル)

去年ネット見て購入しました。

中古車(11万km)の物件でしたが
むちゃくちゃ綺麗「ビックリ!」

エンジン、内外装新車並み、前のユーザーはどの様に乗っていたのか??不思議

一目見て気に入り購入しました。

2010_03140025.jpg乗ってみてなおさらに気に入りました。

インパネを木で作ろうと思いましたが分解が出来ず断念・・・・・

仕方なくブラックチェリー材の突き板を張って内装を少し明るくしました。

(けっこう苦労した)

パイン材

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pain.jpg

 パイン材の画像です。(フィンランドの夏の風景)

手前の木がパインの木シベリア、北欧、カナダ北部比較的北の地方の赤松です。

フィンランド語でMänty(マンテュ) 後ろの背景は湖

日本ではレッドパインなどと呼ばれ親しまれています。

この木で直径20†25cmぐらいかなー、北欧ではこのくらいの太さが一般的です。
冬が厳しい国ですのであまり太くなりません、そのため年輪が詰まっていて比重が重い。

ご覧のように真っ直ぐ生えています、これが建築や家具などの材料に都合が良いのです。

フィンランドでは建築、家具様々なところで活躍しています。

とにかくフィンランド人はこの木を無駄なく使っていることには感心します。

例えば節が多く細い上部は集成材にしパネルにします、木の皮のついた部分はサウナに皮や枝は合板、または燃料にとすてるところなしです。

フィンランドの家に行くと必この木の香りがします。(空気は最高にうまい)

rating-star.gifコメントから五つ星評価が可能になりました。

匿名でも評価だけできるようにカスタマイズするにはほぼ丸1日かかってしまった

MTスクリプトと格闘してたら病気になりそうー・・・(みんなこんな「ややっこしいもん」ようやるわ!)

FC2ブログにしとけば良かった・・・・・(今頃いうても遅いけど)

感想、評価たのんまっせ!

アクセスランキングも先日プラグインしたしこれで万全かな????

2010_04230105.jpg

今日は朝から アッツー

NCパネルソーでパイン集成材をカットする。

 家具や本棚などの制作はまず切ることからです。

当社工場にはNCパネルソーが設備にありそれを使ったカットをご紹介します。

制作の合間を利用して撮影しごく基本的な手順を紹介してみます。

使用する機器は一般的でないため一般方には参考にならないかもしれませんが基本は同じです。

今後デザイン話で制作工程も紹介してみるつもりです。

2010_04230106.jpg

  1. 棚板のカットは集成材原版をパネルソーにセットするところからです
  2. まず下の底辺と90度になるよう集成材の端を落とします。
  3. 寸法定規をカットする寸法にセットします。
    このとき粗切りか、正寸切りかでセット駿府は変わります、一般的パネルソーは正寸切りはキビシーですが当社のパネルソーは正寸も切れます。

(正寸)誤差は±0.5mm以内でなければなりません。

制度のいる金物仕様では±0.2mmいないでカットします。(この時は後日紹介しますが別の横切り盤を使います)

なれると感覚で制度は出せます。

製品がよく出来るかそうでないかはこのカット精度の良否に大きく左右されます。

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----作者紹介----


三谷 正昭
1953年3月大阪生まれ
-職業-
本棚、家具等の デザインと製作販売
㈱ONE&ALL代表
-好きなこと-
魚釣り、歩くこと、サイクリング、 仕事
-得意なこと-
壁面にピッタリの本棚やキャビネット作り
-ごあいさつ-
家具作り・身近な出来事を通して「ふっ!]と感じたことを勝手気ままに綴っています。

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