家具扉ヒンジの調節方法

家具の扉にについて話したのでついでにヒンジ(丁番)ついて解説します。

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スライドヒンジ平丁番

ヒンジは数百、数千の種類がありますが一般的によく使われるのは写真の2種類です。

スライドヒンジと平丁番と言われる昔からの蝶番です。

みなさんの家にある家具の丁番はおそらくスライドヒンジがほとんどでしょう、そこで今回はスライドヒンジついての特徴を上げてみます。

その調節方法は自作の解説ページがわかりやすいと思いますので紹介いします。
http://www.oneall.co.jp/pro_shop/hinnji/hinji.html#hinji_torituke家の家具扉がチグハグなっていればこれを参考に直してみてはどうですか?

スライドヒンジは家具作りに画期的な革命を起こしました、それまでは平丁番が主流で一旦取付けると後で調節ができないものでした、また取付には木ねじを使うのですがそれが少しでもゆがむと扉は右左がうまく合わず大変でした。

取付けた扉が後で調節ができるようにドイツ人あたりが考え出したものでしょうが、これ実はとっても優れものなんです。

扉がチグハグになる原因の一番は家具の置いてある場所にあります。

置いている場所が真水平ならば問題はないのですがだいたい少し歪んでいます、そのことで家具本体(箱)がねじれることで扉がチグハグになります。

これを解決するには箱の歪みを下に新聞紙などを小さく折ったものを詰めだいたいの歪みを修正できます。
その後、微調整をスライドヒンジで調整すれば完璧です。

その他には部屋の湿度で木が伸縮して起きる場合もあります、これもスライドヒンジで直せます。

一度、家の家具扉を見なおしてみてはいかがですか?

こんな訳でスライドヒンジは家具職人には魔法の丁番なのです、これがないと家具屋は辞めたくなってしまいます。

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----作者紹介----


三谷 正昭
1953年3月大阪生まれ
-職業-
本棚、家具等の デザインと製作販売
㈱ONE&ALL代表
-好きなこと-
魚釣り、歩くこと、サイクリング、 仕事
-得意なこと-
壁面にピッタリの本棚やキャビネット作り
-ごあいさつ-
家具作り・身近な出来事を通して「ふっ!]と感じたことを勝手気ままに綴っています。

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