2010年4月27日アーカイブ

木材の部位(辺材)

 

 木材で家具をデザインする上で木の各部位の性質や特徴を知ることは不可欠です

 

パイン材(針葉樹)

 hennzai.jpg

木材の特徴は樹種、木の大きさ、育った場所・・・などにより様々です、またどのくらい反る、ねじれるかは乾燥方法や含水率・・・などによりこれもまた様々です。

言葉や書物で一概に理解できるものではありません。

実際に作ることを繰り返すことにより身につけるもので長年の積み重ねた経験と情報の蓄積が必要です。

良いデザインには知識としての情報だけでは不十分です。

 私が製品をデザインし始めた頃、このことで数百台不良品出した経験もあります。
今となってはその失敗がはじめの乗り越えるデザインの壁だったようですね。 

失敗は成功のもとなどといわれますがこのことで木材についてよく考えれようになり、その生育状況、製材、乾燥・・・等々いやっちゅう程、勉強させれれた・・・奥深いわー、頭痛いわー。

辺材の性質と特徴
良い点

  • ねじれ、そりが少ない
  • 節が少ない
  • 年輪の密度が高く、比重が重く強い
  • 美しい

悪い点

  • 横方向の縮みが多く、水割れ、横方向の縮み、芯材に比べ多く発生しやすい。
  • 価格が高い

用途 窓枠、建具、カマチ扉枠・・

辺材販売ページ
http://www.oneall.co.jp/pro_shop/puu/pain.html


芯に近い部位の特徴は
良い点

  • 大きは部位を確保できる
  • 価格が辺材に比べ安い
悪い点
  • ねじれ、反りが多い 
  • 節も多い

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----作者紹介----


三谷 正昭
1953年3月大阪生まれ
-職業-
本棚、家具等の デザインと製作販売
㈱ONE&ALL代表
-好きなこと-
魚釣り、歩くこと、サイクリング、 仕事
-得意なこと-
壁面にピッタリの本棚やキャビネット作り
-ごあいさつ-
家具作り・身近な出来事を通して「ふっ!]と感じたことを勝手気ままに綴っています。

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