家具作りの中で難しいものに扉、引出しがあります。
扉の種類はいろいろありますが扉はヒンジ(丁番) と取っ手で構成されています。
扉の故障
扉の丁番などを取付けたこのある人ならわかると思うけどネジが思うように「真っ直ぐ入らない」事は良くあることです。
些細なことですが実はこれが扉を故障させる原因のであることは知っていますか?
キッチンの壊れた扉を見ると多くはこれが原因で蝶番の軸疲労を起こしています、軸にストレスをかけずに丁番を取付るには家具職人も多くの知恵を絞っていますがやはり悩みのタネには違いありません。
特に木材は節があったり木目によりで硬いところ、柔らかいところの差が大きく取付ける人を悩まします。
市販の既製品家具には安物でもあんまり見かけませんが経験の浅い大工さんによるもだとありがちです。
日常の開閉に十分耐えるように作るにはなんといっても精度ある加工と正確な取付が重要になります。
そこで解決策として私が使っているものがナイロンスリーブと呼ばれる樹脂でできたパイプ状のものです。
あらかじめφ5mmの下穴を機械で開けておきスリーブを打ち込みます。
こうすることで木の節や木目の影響を受けずにネジは真っ直ぐ入り中でスリーブが膨らむことでネジだけよりよく効きます。
これプロの隠し技です。
実は昨日HPで公開したから・・・・
秘密にしといてもしょうがないしな・・・・
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----作者紹介----
三谷 正昭
1953年3月大阪生まれ
本棚、家具等の デザインと製作販売
㈱ONE&ALL代表
魚釣り、歩くこと、サイクリング、 仕事
壁面にピッタリの本棚やキャビネット作り
家具作り・身近な出来事を通して「ふっ!]と感じたことを勝手気ままに綴っています。
2023年5月
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