2019年3月30日アーカイブ

民主主義の危機

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イギリス議会でEUに離脱か非離脱かで意見が割れている。

国民投票で一旦、離脱に傾いたかに見えたたが、ここに来てもめて再度綱引き合戦を繰り返している。

これも答えの二極化が根本にある、そもそも民主主義は多数決主義では無いのに答えをYes-Noに分けて多数派で物事を進めようとする所に民主主義のリスクと危険があります、長い年月のうちに誤解が生じていると最近感じています。

これはイギリスだけの問題でなく世界的な現象と思います。

日本でも「沖縄問題」もあります。

そもそも人には人の数だけ顔も違い、性別・民族・習慣・・など個人には個人の数だけ個性があり同じでは無いのです。

しかし大勢の意見の数だけ答えを作っていては意見の集約はできません。

時にYes-Noで決めなければならない問題も現れます。

多数決で多数派がどちらなのか?決まったら、それで終わりでなく、それからがリーダーの仕事の始まりと私は思います。

その後非多数派に対しての「納得」に多くの時間とエネルギーを費やさなければなりません。

そこで重要なことは「公正・公平」で、これがなければ「納得」はまず得られません。

納得を得られないのであれば、停滞を覚悟で潔く多数派の意見を取り下げるべきです。

そんなことでは物事は決められない!・・・お言う意見もあると思いますが、それほど「公」の決断は慎重であるべきと思います。

個人の意見と同じ様に取扱うことを「独裁」と言います。

これが面倒だからと安易に多数派と盛り上がって非多数をナジッているだけではリーダー失格と思います。

メイ首相のイケない点はその答えを国民に委ねている点です、委ねるならリーダーなんて?議会なんて?必要は無いでしょう。

多数派から選出されて首相になったのだから・・と多数派の意見で押し切るのでなく、非多数に理解を求めることにこそ解決への道なのでは??

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----作者紹介----


三谷 正昭
1953年3月大阪生まれ
-職業-
本棚、家具等の デザインと製作販売
㈱ONE&ALL代表
-好きなこと-
魚釣り、歩くこと、サイクリング、 仕事
-得意なこと-
壁面にピッタリの本棚やキャビネット作り
-ごあいさつ-
家具作り・身近な出来事を通して「ふっ!]と感じたことを勝手気ままに綴っています。

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