久しぶりにスライド本棚の注文が来て作りました。
スライド本棚は本を乗せて動くため滑車の耐荷重とそれを受ける本体の強度は必要です。
これまでは金具を購入していましたが、高価であるため仮に滑車に寿命が来ても金銭的と交換作業は簡単ではありません。
そこでこれまでの経験から私なりに考案した滑車を自作してみました。
これなら交換もユーザー様でも簡単にできるし入手も価格も容易です。
画像はスライドする箱の底板と上が天板です。
耐荷重・耐久面では元々工作機械にも使われるものなので市販のものを上回っています、上下ともベアリング滑車を使っているので動きも良いはずです。
内容は至ってシンプルΦ30mmのベアリングのセンターにΦ10mmの真鍮の丸棒をカットして両サイドにネジの取付け穴をボール盤で穴を開けただけです。
ルーターで取付けるための溝加工を施しています。
このスライド本棚をノックダウン方式(組立て式)に作るには加工にかなりの精度が求められます。
組立てるのも少し複雑になりますが注文いただいた方は古からのお得様だったので組立てが出来ると思ったので受注しました。
まだ組立てテストはしていませんが・・・上手く出来ていると良いのですが??
テスト結果はまた報告します。
----作者紹介----
三谷 正昭
1953年3月大阪生まれ
本棚、家具等の デザインと製作販売
㈱ONE&ALL代表
魚釣り、歩くこと、サイクリング、 仕事
壁面にピッタリの本棚やキャビネット作り
家具作り・身近な出来事を通して「ふっ!]と感じたことを勝手気ままに綴っています。
2023年5月
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