635日目の岡山 オーダー本棚

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 オーダー本棚を注文する方に、私が本棚を作った経験の中から、コレからオーダーをお考えの方にオーダー本棚の失敗しないためのポイントを幾つかまとめてみたい思います。

一回目は本棚の材質についての話をします。

当方では木製本棚作りでパイン材を主に木材(ソリッド)を使用しています。

本棚は大きく分けて素材は3種類し分類できます。

  1. 木材(強度的に優れている)
  2. 合板(価格面に優れている・但し量産の場合に限る)
  3. その他、スチール等

2,の合板作りには二種類あります。

直貼り合板は重く、棚板がすぐに曲がってしますのでフラッシュ合板の方がまだ良いと思います。

でもフラッシュ構造だと価格面の有利さはあまりありません、手間が増えるので、むしろ高価に成ることもあります。

合板の有利さはなんといってもプリントを変えるだけで色柄が豊富だということです。

ご自宅のドアと同じ色に合わせたい等のリクエストの時は合板仕様が有利です。

1、木材作り

なんといっても強度面が優れている・木材(経年変化等)の特有の質感が挙げられます。

この様なことから、合板での制作も手がけた経験はありますが、私的には現在のところは木材(ソリッド)作りの本棚方が様々な点から有利と考え木材制作を選択しています。

但し、高価な樹種(チェリー・ウォルナット等)は本棚には不向きです。

何故かと言いますと・・本棚はテーブル、机・・などと違って材料を多く使います。

棚板などもソリッド材にすると材料費だけでも高価になります。

本棚に向く材料と言えば・・第一に上がるのがパイン材でしょう。

その硬さ、真っ直ぐな、その質・流通量、等からみてもパイン材は本棚向きと言えます。

 

このことからオーダー本棚を考える場合は、まずその素材が自分のリクエストに沿ってるかで選択して下さい。

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----作者紹介----


三谷 正昭
1953年3月大阪生まれ
-職業-
本棚、家具等の デザインと製作販売
㈱ONE&ALL代表
-好きなこと-
魚釣り、歩くこと、サイクリング、 仕事
-得意なこと-
壁面にピッタリの本棚やキャビネット作り
-ごあいさつ-
家具作り・身近な出来事を通して「ふっ!]と感じたことを勝手気ままに綴っています。

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