2010年9月アーカイブ

 

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三角法は立体なものを平面に置き換えた図の描き方のことです。

デザインの内容を分かりやすく他の人に説明をしようとした時、初めて絵(図)が必要になります。
ですからデザイン図は理解しやすい事が最も重要です。

 

でも分かりやすい事は見る人の見方によりそれぞれで、一定ではありません。

そこで描く人と、見る人でイメージを統一するために三角法が最もよく使われます。基本的見方を図にしましたので参考にして下さい。
三角法の見方.pdf

三角法などといえばなんだかいかめしいですが要するに前から見た図横から見た図上から見た図、ただこれだけのことです。

その平面図を見た瞬間に頭の中で3D(立体)にイメージできるかは、少し訓練が必要ですが、よく見れば誰にでも理解できるものです。
良い作図とはそれが誰にでも理解しやすい図のことです。

 

濃いブラウンの本棚

 

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今日はブラウンの本棚を納品してきました。

 

サイズW1120×D450(270)×H2418mm

壁とピアノ隙間にピッタリ(壁との飾磨0)天井にはツッパリ幕板を使用して壁の一部のようにガッチリ固定。

板はキャスターBOX3杯(A4ファイルBOX収納)

ブラウンは一番濃い色で着色

この本棚は事前計測に伺い天井のモールも完全に回避してます。

私の考えだした物ですが、われながら天井突っ張り幕板はやっぱり完璧でした。

エヘン

地震でも本棚の転倒防止はもちろん、本棚が柱となり天井の落下を防ぐ効果も期待できます。

 

 

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休みを使ってサントリーのビール工場見学に京都へ行ってきました。

阪急長岡天神駅から専用バスでビール工場へ行きビールのできる工程を順を追って見ていき(約40分)その後ビール無料で飲ましていただきました。R0014296.jpg

このビール滅茶苦茶うまかった。

オールステンレスそれは、それは綺麗な工場でした。

 

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ようやく秋めいた朝を迎えられました。

 

ギリギリいっぱいに下駄箱を作りました。

節ありパイン材三段、引き違い戸仕様

サイズW755×D368×H2500mm

玄関回りは水はけのため少しテーパーがかかっていて水平であるケースはほとんどない。

細部の採寸が必要で訪問計測はかかせません。

パーティクルボード

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もう9月も半ばというのに、いつまでも暑い日が続いています。

合板についての記事が重なりますがこれで一括りとなると思います。

画像は搬送ワゴンの上に乗っているのがプリントされたパーティクルボード、搬送ワゴンはMDFで作られたもの。

パーティクルボード(パーチ)は木材(端材)などをチップ上に砕き接着剤で圧縮し固めたもの

これに対しMDF(スターウッド)はさらに細かく粉砕し同じく接着剤で圧縮し固めたもの
どちらも強度的にはさほど変わりません。

パーチは前記事で紹介したフラッシュ作り、画像のようなプリント紙直貼りに用いられることが多い

MDFは塗装可能なためテーブル天板などに使われる事が多い。

原材料が木材のため特性は木材によく似ています、木材に比べ反りにくい点がありますが全く反らないわけではありません。
難点はとにかく重い、水に弱い、それと木材を砕いているため繊維がなく棚板等にした場合重みで反ると元に戻りません。(反発力がない)

利点は安価、反り、収縮が少なく量産機械にかけやすいなどがあげられる

どちらも産業革命以降の量産型生産用に開発されたもの、近年エコブームでとかく悪者に取り扱われがちですが私はそれは間違いと思います、無駄をなくすと言う観点から見るととってもエコな製品です。

但し、安価にたくさんの家具を作り、たくさん捨てさせるのであれば結果大きな無駄となります。

 

 

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最近市場でよく見るタイプ

ランバーコア合板と言って安物の集成材に薄いシナ合板(科の木を薄くカツラむきにして張った合板)でサンドイッチしたもの。

これはシナ合板を貼ることで集成材を補強し、集成材の粗を隠します、着色もできるため、別注家具、大工さんには重宝しているようです。

チョットした目隠し扉、BOXなどにはいいかもしれない。

但し、安く上げるため芯材の集成材にはかなりな粗悪品もありカビも見られる。

2,3年後カビが表に出てくる心配もあるので品選びには注意が必要。

合板仕様(直貼り)

 

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これは芯材(パーティクルボード原板)にプリント紙や塩ビ紙、低圧メラミン紙などを直接張ったもの

 

もともとヨーロッパの合板仕様はすべてこれが主流でしたが、近年、別注家具制作によく用いられている。

特徴は作り手側にとって作り易いメリットはありますが、重い、シナリに弱い。

安価である以外はあまり良い点はない。

チョット前「IKEA」に見学に行きましたがほとんどこの合板仕様でした。
ただコバ口に貼るテープには工夫されていて一見本物のパイン材?と勘違いするほどでした。

「IKEA」に憧れこの世界に入りましたが、20、30年経てば変わってしまうものですね。

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----作者紹介----


三谷 正昭
1953年3月大阪生まれ
-職業-
本棚、家具等の デザインと製作販売
㈱ONE&ALL代表
-好きなこと-
魚釣り、歩くこと、サイクリング、 仕事
-得意なこと-
壁面にピッタリの本棚やキャビネット作り
-ごあいさつ-
家具作り・身近な出来事を通して「ふっ!]と感じたことを勝手気ままに綴っています。

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