ついに取っ手が出来上がってきた。
なかなかの出来栄えやと思う。
以前から取っ手は多く使ってきたけど木の家具にはアイアンブラックの取っ手が最もしっくりくると感じてた。
特にパイン材にはバッチリや!

この鉄らしいゴツゴツ感が手作りの風合いをより一層引き立ててくれる。
工業的に量産されたものには出せない味やと思う。
近うちにタンスを作ってショールームに展示するすつもり。
オーダーメイド家具や壁面本棚・・などデザイン及び製作を大阪茨木市で行っています。
日々の活動の中から「作品」や「私的」なことを含め紹介しています。
ついに取っ手が出来上がってきた。
なかなかの出来栄えやと思う。
以前から取っ手は多く使ってきたけど木の家具にはアイアンブラックの取っ手が最もしっくりくると感じてた。
特にパイン材にはバッチリや!

この鉄らしいゴツゴツ感が手作りの風合いをより一層引き立ててくれる。
工業的に量産されたものには出せない味やと思う。
近うちにタンスを作ってショールームに展示するすつもり。
ロートアイアンの事を鍛鉄(たんてつ)言うらしい。
鍛鉄工房四季の菊田さん http://www7.ocn.ne.jp/~craft4/index.html 鍛鉄作家の活動もしているのでアーティストの側面も持っている。 今回オリジナル取っ手を作るにあたりお願いするのは・・・・
話してみると気どらない話しやすいタイプで助かった。 | |
| 菊田さんの作る物が家具とも関連するのでうちのショールームに彼の作品コーナーを作るつもり(乞うご期待)
|
実は昨年の暮れにお願いしていたアイアン家具取っ手取っ手が出来上がりそうなので見に行って来ました。 とは言うものの道路を挟んで2~300mの距離のお近くさん。 以前からパイン材に合う取っ手を探していたけどなかなかいい取っ手が見つからない、取っ手メーカーも需要がないのか作っていない。そこで作ってもらうことにした。 | |
鉄を真っ赤に焼くと黒皮と言う酸化皮膜が出来る、このアイアン独特のブラック色が木製の家具にはピッタリ合う。 画像は余分な黒皮をめくってるところ。 もうチョットでできる 無茶苦茶、楽しみや! |
木材は乾燥された状態で販売されていますが乾燥方法には人工乾燥と自然乾燥とがあります。
ホームセンターなどで販売されているものはおおかた人工乾燥されたものですが多くは建築用に製材乾燥されています。
しかし木の含水率はなかなか見ることが出来ません。
同じように見える木材も乾燥度により接着剤の効きやアバレは大きく違ってきます。
この乾燥度合いが家具を作る場合の基本要素で最も重要な部分でもあります。
建築用の木材は少し乾燥が甘く15~18%程度が多いようです、ネジ釘を多く使う建築ではこれでも良いのですがこの伸縮やアバレを考えると家具作りにはでは水分が多すぎます。
10~12%程度が私の経験からは家具に適してると考えます。
もちろんこの状態でも木の反り、伸縮はあります、でも空気の湿度を考えるとこのくらいが比較的木材の特性を押さえてくれます。
乾燥状態がいい加減な木材で家具を作るとまともな物はなかなか出来ません。
一般ホームセンターで販売されている木材は建築用がほとんどで家具用に乾燥されたものは少ないようです。
このような木材を使って作ってみたが後で反ったり、曲がってり、ハズレてりと問題が出てくるのは木材の乾燥状態によるものが多いようです。
こうした木材の乾燥に関する特性を知らずにみんな同じように考えている人は多いようですが家具などを作る場合はその違いを知るべきです。
テーブルの脚を接着集成しているところです。
チョット接着するのであればここまでする必要は無いと思いますが後々剥がれないようにするにはそれなりの技術と経験が必要です。
一般的に集成材を作る場合は1平方センチメートルあたり7kg、すなわち10cm×10cmのモノを着ける場合700kgの力と接着力強い接着剤が必要です。
画像の油圧ジャッキは4t×2計8トンの力を持っています。
これで30分~60分加圧します、これでテーブルの脚の材用が出来ます。
ここまでやらなくても・・・・
と思われるかもしれませんが木材は水分を常に保有しているのでその水分が年月とともに接着材を劣化させます、これにより接着面は外れる事があります。
まだ家具をデザインしはじめの頃このような問題で不良品を作ってしまった苦い経験があります。
この経験から試行錯誤の結果、自分で作った集成テーブルと油圧ジャッキシステムです。
これにより接着ミスはなくなりました。

木で家具を作る場合の厄介なモノがき反りやネジレがあります。
絵は少々オーバーに描いていますが乾燥のやり方によっては絵のようにもなってしまいます。
一見、真直ぐに見える板も厳密にはすべて木材は反りやネジレと言った特有の癖を持っています。
木製で家具をデザインする場合はこの特性を考慮してデザイしなければなりません。
この特性は少し厄介にも思えますが
実はこれが合板などにない木製の強度を作り出しますになります。
例えば図のように箱にした時、板はネジレたくてもネジレる事が出来ません。
この時、木の癖は消えて矢印のように内側に力だけが残り箱全体の強度を作ります。
この強度がどれくらのものかは樹種、木の乾燥状態、部位などにより異なるため知識として得るには経験と技術が必要です。
木材の癖を取り除いた合板ではこの強度は作り出せません。
木材で構造物(住宅、家具)をデザインする場合はこの知識は重要な基礎知識となります。
この知識は机上の理論では得ることは出来ません。
木を切ったり、削ったり、長い年月の観察・・と言った経験が必要で理屈では解決だきません。
現存する昔の建物や家具を見るとこの癖の計算が見事にされていて感心してしまいます。
それに比べると現在のものはそうした知識や経験を無視し理屈だけで作る傾向が有ります。
一見同じように見える物も使ってみればすぐに違いは出てきます。

子供の頃育った家に古めかしい大きな机が有りました。
その机が今でも頭の中に残っていいて家具を作るように成ってからはなおさら強く印象に残っています。
誰がどの様に作ったかは分かりませんが現代のような進んだ道具のない時代にずいぶん時間がかかったと思います、とにかく丹精を込めて作ってことは確かでしょう。
そのデスクを思い出しながらデザインしてみました。
CAD(設計作図ソフト)なるもを知っていますか?
Web上でデザイン情報のやりとりには最近では書かせないツールなっています。
ここらでCADについて少し触れておきます。
出始め頃、新しいモン好きの性格で早速2DCADを購入しました。
時間のかかる作図の苦手な私には、すぐ消せて書き直せるこの道具は夢のような出来事で
「なんとまー便利なもんやなー」と関心にました。
おまけに大きなA1版でなくA4用紙に書き込め持ち運び安く、イイトコずくめでした。
現在では有料、無料いろいろあってそれぞれ一長一短です、ただ言えることは無料にこしたことはありません。
私が使い始めた頃はきっとなかったと思いますがJWCADという無料のソフトが有り少し試してみましたが十分使えると思います。
私の使っているソフトはVectorWorks3D(有料)です、当初は組立図の作成にだけ使用していましたが現在は主にこれで作図しています。
但しモノ作りの観点からは2DCADの方がいいと思います。
2Dがいいと言いながら自分は3Dを使っている矛盾があるようですがプレゼン機能が豊富なためWeb上で一般の方のやりとりにはいいからです。
残念なことに最近のCADはPCに強くなければなんのことかさっぱり分からんことが多いのでPCの基本はおさえておいた方が良いようです。
必要以上に難しく考えずトライすれば案外簡単です、全くパソコン音痴の私の家内も見よう見まねでCADを使っています。
デザイン図がなくてもモノを完成させることは可能です。
但し、他の人に説明しようとすれば何らかの絵図は必要となります。
それには大きく分けて2つのタイプがあります。
この線引きがあいまいで同じように取り扱われているケースが多いようです。
一見、同じように見える図ですがその中身は全く違います、デザイン図は図に書き込めない作るための情報がたくさん含まれており全てを描き込めば図は文字や数字で埋め尽くされ図として見づらくなりため、割愛した状態で図にまとめます。
デザイン図とはまだあいまいな状態をデザインと言う作業を経て現実のモノにつなげるための図です。
デザインを始めた段階から作ることはすでにスタートしていてあいまいなモノの入る余地のないハードなモノなのです。
私はオーダー家具の見積りの依頼があると一番初めにすることはデザインの作業です。
「デザインの作業」仮想制作
デザインの作業に入ると、一度、頭の中で木を切ったり、削ったり、ジョイントしたりと実際に作るときの作業と同じ事を仮想空間の中で仮制作し、一旦完成させます。
最初はピントがあいませんが、経験を詰めばテレビで見るように細部までハッキリ見えるようになります。
その後、同じく仮想空間の中でゆすったり、たたいたり、剛性や使用に対する問題点を想像力でテストし最終にデザイン図とし描き出します。
(この作業を私は下書きDessin+ingデザインと呼んでいます)
完成までの流れ、イメージ⇒デザイン(仮想作業)⇒デザイン図⇒設計図⇒制作⇒完成となります。
このようなデザイン(仮想制作)は実際に作った経験のある者でないとなかなかできません。
デザイン図と言えるものはこの「デザインの作業」を経たものだけです。
そして、このデザイン図を描ける者をデザイナーと呼びます。
西欧、私の知る限りのフィンランドなどでは制作現場におけるこのデザイナー権限、地位は非常に大きく、ある意味会社の社長より、ずっと上に有ります。
この土壌が良いデザイナーを育むようです。
オーダー家具の見積りには、その前にお客さん自信でやらなければならない作業があります。
「何を希望しているのか具体的することです。」(考える作業)
次にそれを作る側にうまく伝えなければなりません、イメージイラストが簡単で最も分かりやすと思います。
希望するものが具体的になっている方の場合、メールなど文章で上手く説明される方は、まれにおられますが文章力がかなり必要です。
とにかくどんな方法であれ作り手に具体的なイメージが伝わった時、初めて見積りが可能となります。
考えても具体的にならない場合
オーダーメイド家具の制作をしていると見積り価格について聞かれますが
お客さん
「キッチンの食器棚を作ってもらったら、値段いくらぐらい?」
そこで私は
「サイズや扉や引出しなどは?」と聞けば
お客さん
「だいたいでいいから、値段だけ教えて」
このような聞かれ方で答えに詰まってしまうことがよくあります。(案外多い)
先に価格が知りたいのは理解できますが・・・、これでは価格は出せません。
おまかせデザインでも少なくともサイズは必須です、ましてリクエストがある場合、作る内容が解らない状況では誰でも無責任な見積り価格は出せないと思います。
もし出せるとしたらそれはいい加減な価格で注意が必要でしょう。
以前、北欧Finlandの工場で私の製品をすべて制作していました。
その頃、出会ったフィンランドの学生のデザイナーについて少し話します。
15、6年前のある日の事、工場の事務所にいくと若い学生が私を待っていました、木工大学の5年生で卒業間近とのことで、聞くと私にデザインを見てもらいたいとのことで10枚程度の手描きのデザインスケッチを持参していました。
それはシェルフをデザインしたものでスケッチは上手で解りやすく1,2目を引くものがありましたが、私が驚いた事は10枚すべて明日にでも工場で作れるものでした。
後で聞いた話ですが私が来る前に1度工場に見学に来ていたそうで、サボンリンナ市からの要請で来ているらしく私がそのうちのどれかを採用すれば市から大学資金援助が出るとのことらしいことが後でわかりました。
フィンランドでは卒業間近の学生にメーカーに出向きこうした「腕試し」をよくさせるそうです。
そこで彼に聞きました。
「一度工場を見ただけ木工機器の加工限界や性能がわかるのか?」と聞いたら
「はい、わかります。大学では1,2年は機械整備から始まってひたすら木工作業の毎日で3年から職人コース、工場長コース、デザイナーコースに別れ勉強するため機械や技術的な事はだいたい分かっています」
この大学では一般工場の下請けや制作依頼をこなし一般の木工所ように仕事をうけて学校の運営資金に当てているそうです。
私はこの事を聞いて木工の国Finlandではデザインに関する考え方が日本とでは全く違うことにカルチャーショックを強く受けました。
まだ若く未熟とは言えこの学生こそデザイナーといえると感じ、この考えこそ正しいデザインでありデザイナーだと思うよになりました。
このショックはその後の私のデザインに関する考え方に今も大きく影響を与え続けています。
デザイン図を3D(立体)か2D(平面)で表現するかは状況によりますが私は2Dを使うようにしています。
3DCADを手にしたときはおもしろがってパソコンで立体図をよく作っていいましたが、本当に必要とするケースはほんのわずかでほとんどの場面では2Dのほうが使い道が多いようです。
3Dはイメージを伝えるのにはいいのですが細部の確認には2D(平面図)のほうが解りやすいようです。
まだデザインに入る前のプレゼンには3Dもいいのですがデザイン以降のデザイン図などは2Dでないとわかりずらいと思います。
また少しなれれば平面図を見れば頭の中で3D化することは出来ますのでこのほうがスピーディーのようです。
3DのCADなんかの出現で建築業界などでは3D化されたデザイン図を多用されているようですがCADを扱える人が必ずしもデザインのできる人とは限らず、いざ作るとなれば制作面とのすり合わせにかえってい時間が掛かっていしまう事が多いと思います。
建築は作るものが高額なためそんな事も許されるのしょうがやはり無駄で有ることには変わりないと思います。
仮に全てできる一人が存在すればその人間の指示のもと手分けして作れば一番合理的だと思ういます。
それをできる人こそデザイナーと言えるでしょう。
一般的にデザインと言う言葉からはビジョアル的なセンスを感じさせるモノを連想されがちですが私はこれをデザインの誤解と感じています。
そもそもデザインとは作ることそのもののことです。(形状はその中の一部にすぎません)
その言葉には作ることに関するあらゆる要素が組み込まれています。
例えば家具が作られる過程では使いこなさなければならない道具、木材の知識、人間工学・・など様々なことに裏打ちされた形状がデザイン図となります。
したがってデザインには
様々なタイプのデザインがあります。
良いデザインをするには習得した勉強や経験、そしてそれを生かした知恵がデザイナーの差となります。
良い形だけを見て「デザインがいい」と言うことがありますが、デザインを形の角度だけで判断している誤解から出る言葉です。
デザインの作業は電卓片手に考える時間も多く、けっこう地味で骨の折れるものです。
けっして安易な思いつきや人の目を引くような気をテッラた物ではありません。
オーダーメイドの家具を作っていて思うのですが、この辺を誤解している人が多いようで話がすれ違うことが多く、このため希望の物を完成させるまで必要以上時間がかかり結果的に無駄にコストがかかることがあります。
これらはすべてデザインと言う言葉の誤解から来ていると感じています。
デザインを辞書で引くと(形状、意匠)などとありますがこれは最初に翻訳した人の間違いと思います。
デザインとは発想からが完成に到るまでの全てを意味していています。
Designを正しく理解しましょう。 (日本語では訳せない言葉です)

行ってきました。
大阪インテックスで開かれたリビング&デザイン展。
正直ショボかった。
住まいの「リノベーション」???
住まいを「リノる」????
新しい言葉を使ったら何か新しいように感じるのな????
もうチョッと中身を考えなあかんでー
なんか勘違いしてない???
駐車場代¥1,000も取られたのに・・「どないしてくれんねん」

三角法は立体なものを平面に置き換えた図の描き方のことです。
デザインの内容を分かりやすく他の人に説明をしようとした時、初めて絵(図)が必要になります。
ですからデザイン図は理解しやすい事が最も重要です。
でも分かりやすい事は見る人の見方によりそれぞれで、一定ではありません。
そこで描く人と、見る人でイメージを統一するために三角法が最もよく使われます。基本的見方を図にしましたので参考にして下さい。
三角法の見方.pdf
三角法などといえばなんだかいかめしいですが要するに前から見た図、横から見た図、上から見た図、ただこれだけのことです。
その平面図を見た瞬間に頭の中で3D(立体)にイメージできるかは、少し訓練が必要ですが、よく見れば誰にでも理解できるものです。
良い作図とはそれが誰にでも理解しやすい図のことです。

もう9月も半ばというのに、いつまでも暑い日が続いています。
合板についての記事が重なりますがこれで一括りとなると思います。
画像は搬送ワゴンの上に乗っているのがプリントされたパーティクルボード、搬送ワゴンはMDFで作られたもの。
パーティクルボード(パーチ)は木材(端材)などをチップ上に砕き接着剤で圧縮し固めたもの
これに対しMDF(スターウッド)はさらに細かく粉砕し同じく接着剤で圧縮し固めたもの
どちらも強度的にはさほど変わりません。
パーチは前記事で紹介したフラッシュ作り、画像のようなプリント紙直貼りに用いられることが多い
MDFは塗装可能なためテーブル天板などに使われる事が多い。
原材料が木材のため特性は木材によく似ています、木材に比べ反りにくい点がありますが全く反らないわけではありません。
難点はとにかく重い、水に弱い、それと木材を砕いているため繊維がなく棚板等にした場合重みで反ると元に戻りません。(反発力がない)
利点は安価、反り、収縮が少なく量産機械にかけやすいなどがあげられる
どちらも産業革命以降の量産型生産用に開発されたもの、近年エコブームでとかく悪者に取り扱われがちですが私はそれは間違いと思います、無駄をなくすと言う観点から見るととってもエコな製品です。
但し、安価にたくさんの家具を作り、たくさん捨てさせるのであれば結果大きな無駄となります。

最近市場でよく見るタイプ
ランバーコア合板と言って安物の集成材に薄いシナ合板(科の木を薄くカツラむきにして張った合板)でサンドイッチしたもの。
これはシナ合板を貼ることで集成材を補強し、集成材の粗を隠します、着色もできるため、別注家具、大工さんには重宝しているようです。
チョットした目隠し扉、BOXなどにはいいかもしれない。
但し、安く上げるため芯材の集成材にはかなりな粗悪品もありカビも見られる。
2,3年後カビが表に出てくる心配もあるので品選びには注意が必要。
これは芯材(パーティクルボード原板)にプリント紙や塩ビ紙、低圧メラミン紙などを直接張ったもの
もともとヨーロッパの合板仕様はすべてこれが主流でしたが、近年、別注家具制作によく用いられている。
特徴は作り手側にとって作り易いメリットはありますが、重い、シナリに弱い。
安価である以外はあまり良い点はない。
チョット前「IKEA」に見学に行きましたがほとんどこの合板仕様でした。
ただコバ口に貼るテープには工夫されていて一見本物のパイン材?と勘違いするほどでした。
「IKEA」に憧れこの世界に入りましたが、20、30年経てば変わってしまうものですね。

木作りの家具の話をする前に合板作り、とりわけてフラッシュ構造について話さなければなりません。
それは画像のような構造になっており日本で考案されて市販の一般的家具はほとんどがこうした中空構造になっています。
軽く、曲げに対しても比較的強く、安価ででき量産するにはとてもいいアイディアです。
私が家具を勉強し始めた頃はすでにこの構造がほとんどで家具とはこうして作るものと勘違いしていました。
初めて北欧のパイン材の家具を見たときすべてが木で出来ているのでびっくりしました、しかしよく考えるとこのほうが作るにも、見た目も自然であり、なんだかとても自然な感じに「ピッピ」と感じるものがありました。
けっして豪華と言う感じではありませんがナチュラルさが新鮮で見せかけの作り物にはない良さに憧れたものです。
その時は自分が作ることになるとは考えてもいませんでしたが、現在もこの時の感覚が根底に有るようです。
家具の扉にについて話したのでついでにヒンジ(丁番)ついて解説します。
![]() | ![]() |
| スライドヒンジ | 平丁番 |
ヒンジは数百、数千の種類がありますが一般的によく使われるのは写真の2種類です。
スライドヒンジと平丁番と言われる昔からの蝶番です。
みなさんの家にある家具の丁番はおそらくスライドヒンジがほとんどでしょう、そこで今回はスライドヒンジついての特徴を上げてみます。
その調節方法は自作の解説ページがわかりやすいと思いますので紹介いします。
http://www.oneall.co.jp/pro_shop/hinnji/hinji.html#hinji_torituke家の家具扉がチグハグなっていればこれを参考に直してみてはどうですか?
スライドヒンジは家具作りに画期的な革命を起こしました、それまでは平丁番が主流で一旦取付けると後で調節ができないものでした、また取付には木ねじを使うのですがそれが少しでもゆがむと扉は右左がうまく合わず大変でした。
取付けた扉が後で調節ができるようにドイツ人あたりが考え出したものでしょうが、これ実はとっても優れものなんです。
家具作りの中で難しいものに扉、引出しがあります。
扉の種類はいろいろありますが扉はヒンジ(丁番) と取っ手で構成されています。
扉の故障
扉の丁番などを取付けたこのある人ならわかると思うけどネジが思うように「真っ直ぐ入らない」事は良くあることです。
些細なことですが実はこれが扉を故障させる原因のであることは知っていますか?
キッチンの壊れた扉を見ると多くはこれが原因で蝶番の軸疲労を起こしています、軸にストレスをかけずに丁番を取付るには家具職人も多くの知恵を絞っていますがやはり悩みのタネには違いありません。
特に木材は節があったり木目によりで硬いところ、柔らかいところの差が大きく取付ける人を悩まします。
市販の既製品家具には安物でもあんまり見かけませんが経験の浅い大工さんによるもだとありがちです。
日常の開閉に十分耐えるように作るにはなんといっても精度ある加工と正確な取付が重要になります。
そこで解決策として私が使っているものがナイロンスリーブと呼ばれる樹脂でできたパイプ状のものです。
あらかじめφ5mmの下穴を機械で開けておきスリーブを打ち込みます。
こうすることで木の節や木目の影響を受けずにネジは真っ直ぐ入り中でスリーブが膨らむことでネジだけよりよく効きます。
これプロの隠し技です。
実は昨日HPで公開したから・・・・
秘密にしといてもしょうがないしな・・・・
晴れ
カテゴリに(デザインの話)を設けましたのでココでデザインについて少し私なりの考えを書いておきたいと思います。
デザインは大きく分けて2タイプに分けることができます。
日本では服飾、飲食業・・小さなものは2、建築、自動車・・など大きなものは1の考えが一般的です。
分業にするの考え方は産業革命以降大量生産の必要性から効率的にと進められたものと思われますがモノ造りの観点からは問題があり優れているとは思えません。
こうしたデザイン分業の観点から現在、一般的にデザイン(意匠)は形を意味するように成っています。
これ誤解!
この考えでは本当のデザイン、デザイナーは生まれません。
私は2の考えが効率的、機能的に優れていると考えます。
私流デザインの考え方は形はスタイルでデザインとは違います。
デザインとは素材から最終的形になるまでの全行程を意味しています。
今日は雨 小さなデスクの制作手順を紹介してみます。 手順は工程が多く全てを見せることは 不可能なためかいつまみ紹介してみます。
最初は比較的パーツの少ないものを選びました。 | ![]() |
![]() | まず各パーツをパネルソー、横切り盤を使用しカットしそれぞれの部材を準備します。 |
木ダボ用凹穴加工 NCとは | ![]() |
加工する順序は人により様々ですが木工ではこの順序を間違えると大きく無駄な手間を増やすことになります。
木材で家具をデザインする上で木の各部位の性質や特徴を知ることは不可欠です
パイン材(針葉樹) 木材の特徴は樹種、木の大きさ、育った場所・・・などにより様々です、またどのくらい反る、ねじれるかは乾燥方法や含水率・・・などによりこれもまた様々です。 言葉や書物で一概に理解できるものではありません。 実際に作ることを繰り返すことにより身につけるもので長年の積み重ねた経験と情報の蓄積が必要です。 良いデザインには知識としての情報だけでは不十分です。 私が製品をデザインし始めた頃、このことで数百台不良品出した経験もあります。 失敗は成功のもとなどといわれますがこのことで木材についてよく考えれようになり、その生育状況、製材、乾燥・・・等々いやっちゅう程、勉強させれれた・・・奥深いわー、頭痛いわー。 | 辺材の性質と特徴
悪い点
用途 窓枠、建具、カマチ扉枠・・ 辺材販売ページ
|

コーナーに置くラック
本棚としてはスペースに無駄がありますがおくものが決まっている場合はデッドスペースを有効利用できます。
折りたたみ、棚板i位置の変更ができるようにデザインしました。
画像ではナチュラル見えますが柿渋による仕上げです、
だんだんとオレンジ色に変色します。

穴位置が1mmずれるとうまく組立てができません丁寧なカットが要求されます。
横切り盤はドイツ製世界一と豪語するアーテンドルフ確かによく切れる、回転ブレが少ないためカット面も綺麗です。
カット定規は25kgぐらいあり重たい。
詳細ページへ
http://www.oneall.co.jp/order_made/hondana_rack/hr10_0404.html

今日の天気
ソファー横のサイドテーブルとしてデザインしました。
脚のクロスした部分は構造に少し工夫をしましたがデザインはいただいたイラストを基に依頼主の希望をほぼもりこまれたと思います。
なんか、戦国時代の殿様が座るイスみたい・・・
脚部は折れないように辺材節のない部材だけを使い見た目よりしっかりしています。
丈夫の箱には熊の手の切ヌキを入れ、箱だけ持ち運べるようにデザインしました。
思ったより楽に作れました。
ここで言うデザインは一般的な形だけを意味しているのではなく、構造、作り方、材質・・などを含んだ造形いたる全体をさしています。
(辺材とは)
丸太の中心部ではなく皮に近い部材、節が少なく年輪の密度が多くねばりと、強度に優れ、反りやねじれが少ない。
詳細ページ
http://www.oneall.co.jp/order_made/table_desk/td10_0405.html

今日の天気は
左右対称のようで微妙に違う。(やりにくかった)
ワイド1800mmセンター部分通しで上部支えるため構造的に見た目より複雑になってしまった。
センター部の天板を25mm厚にしたことでバランスは良い
これに引出し、扉をつければキャビネット。
関東への輸送のため組立て式にしてデザインしました。

詳細ページ
http://www.oneall.co.jp/order_made/hondana_rack/hr_08_0319.htm
本棚の側板を少しおしゃれにデザイン
リビングや書斎などを少し飾る場合などに・・・
側板が格子風になることでシャープに見えます。

下の幕板部はキャスターによる引出しにしました。(もうしくし深くても良かったかな)
ブラウンオイルステイン仕上げで落ち着いた感じ
詳細ページ
http://www.oneall.co.jp/order_made/hondana_rack/hr_08_0703.htm
近所の奥さんから座椅子の製作の依頼がありました。
「簡単なのでいいの」
「私の小遣いで作るので安物でいいの」・・・・と、お言葉でした。
この奥さんチョコチョコやってきては面白いものを注文してくれる。(これまで4,5品作ってる)
作ったこと無かったので最初「座椅子」と聞いて正直言って「うっ!」声を詰まらせ断り方を考えてしまいました。
なぜなら座椅子は座面より下の補強構造部ないためL字になった箇所をいかに強度を持たせるかが重要です。
作ったことがない座椅子は作り方、構造、強度・・などの計算に時間がかかるからです。
どうした訳かこの奥さんに頼まれると断ることが出来ない私です。(下心があるわけではありません)
ので、引き受けてしまいました。
何はともあれ完成しました。
(心配していたより簡単でした)
組立て式で強度は十分に備わっています、座り心地もいいようです、初めての割には良い出来と思います。
教訓
「どんな依頼も全て自分のプラスになる」
依頼をいただいた奥さんに「感謝!」「感謝!」
また新しい目を開くことが出来ました。
壁面本棚の基本的なデザインをご紹介します。
ワイドが3m
天井いっぱいにして特殊なツッパリ構造で「ガッチリ!固定」
実はこれ私の発明品
3年間思考錯誤繰り返し完成しました。
天然木で作ると棚板に強度が出ます。
それは木の繊維(夏目、冬目)構造が複雑に絡み合いバネのような反発力があるためです、そのため木は反ったり、曲がったりと厄介な面もありますが、そのデメリットをメリットに変えるようにデザインすれば木材を生かした強くていい本棚が出来ます。
詳細紹介ページ
http://www.oneall.co.jp/order_made/hondana_rack/hr10_0211.html
MT42BlogBetaInner
ブログ作者紹介
三谷 正昭
1953年3月大阪生まれ
・職業
本棚、家具等の デザインと製作販売
㈱ONE&ALL代表
魚釣り、歩くこと、サイクリング、 仕事
壁面にピッタリの本棚やキャビネット作り
プライベート、本業を通じて「ふっ!]と気づいたことなどを勝手気ままに綴っています。
素顔で話すことを心がけます。
カテゴリ(テーマ)
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本業ホームページ案内
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